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ローンなるほど解説

銀行ならではの
金利優遇があるってホント?

ローンなるほど解説

 車の購入の際によく利用されるのが銀行のマイカーローンです。どの車を買うか決める前の段階からローンの申込みができるので余裕をもって準備できるほか、車両以外のさまざまな車に関する費用もローンに組み込めるのがディーラーローンにはないポイントとして選ばれています。
 そして何と言っても最大のメリットが、ディーラーローンやクレジット会社のローンよりも金利が総じて低めに設定されていることです。借入れ期間は長くて 10 年程度ですが、その間、生活費や住宅費、お子さんがいれば学費を捻出しながら、車のローンも毎月返済していくので、少しでも金利が低ければ月々の負担は少なくて済みます。
 ただでさえ低金利の銀行のマイカーローンですが、銀行によっては金利をさらに引下げてくれる特典があることをご存知ですか? ここではさまざまな銀行が設定している金利引下げ条件をみていきましょう。

現在利用している銀行の
金利引下げ条件をチェックしよう

 どんな銀行のローン商品もそうですが、案内をみていると金利の箇所にはよく「店頭表示金利」と書かれています。これは、「お客様にはキホン的にこの金利で提供します」ということ。ほかの業種で言えば「定価」のようなもので、金利は銀行が市場動向によって独自に設定しているものです。

 ですが、すべてのお客様に一律同じ金利が適用されるわけではなく、銀行の利用者なら「お得意様ですから少し金利を下げましょう」と優遇することもあります。銀行にとっては、顧客によその金融機関へ乗換えてほしくないので、末長く付き合ってもらえるよう、新たにローンを組む際には金利引下げの特典を用意しているのが一般的です。

 金利が引下げになる条件は、銀行によってさまざま。よくあるのは、その銀行の商品やサービスを利用していること。給与振込をしていたり、クレジットカードと一体になったキャッシュカードを利用していたりすると、店頭表示金利より年 0.3%から大きくて年 1.0%程度も引下げになるケースが見られます。

給与振込を金利引下げ条件にしているケース

 しかも、給与振込をしている上で、その銀行のカードローンや住宅ローンなどを利用していれば、さらに引下げ幅は広がることもあります。馴染みの銀行を利用していることで、おトクになるケースは結構多いようです。

初めて利用する銀行でも
優遇されることがある

 これまでご紹介したのは、すでに利用している銀行での話ですが、新たに利用する銀行でも、こんな金利引下げ条件があるところもあります。

 例えば、ハイブリッドカーや電気自動車を購入する場合。今や環境に配慮した企業活動を行うのは常識で、銀行も SDGs に貢献したいと考えています。ハイブリッドカーや電気自動車を購入する人に金利引下げの優遇をすることは、金融機関として循環型社会に貢献することになるのです。エコカーを考えるなら、こうした金利優遇をしている銀行を探してみるといいでしょう。

 他にも銀行によっては独自にこんな条件で引下げになるケースもあります。

マイカーローンの金利引下げ条件の一例

上記はほんの一例です。地域の銀行のマイカーローンを検討している人は、店頭表示金利だけでなく、その銀行がどんな金利引下げ条件を設定しているか、ぜひチェックしてみましょう。

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