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ローンなるほど解説

民間の教育ローンも、
銀行とクレジット会社でこんな違いが!

ローンなるほど解説

 進学資金の準備に教育ローンを検討しようという人も多いかと思います。でも、教育ローンといっても扱うところはさまざまで、どれを選んだらいいのかよくわからない!という人も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは民間の会社が扱う教育ローンについて見ていきましょう。

立替してくれる学校提携ローンと
自由に使える銀行のローン

 お子さんの志望大学の学費が一体どれだけかかるのか、もうチェックしていますか? 大学のホームページをいろいろ調べていくうちに、学費の案内の中で「提携ローン」の紹介を見かけた方もいるのではないでしょうか。「教育ローンを利用するなら大学と提携しているところが何かと良いのでは?」と思われるかもしれませんが、即決するのはちょっと待ってください。

 学校提携の教育ローンは一般的にクレジット会社が扱っているものです。申込むと入学金や授業料、教材費などの学納金がクレジット会社から大学に直接振り込まれ、その後申込者はクレジット会社に分割払いをしていく仕組みです。学納金を大学に立て替え支払ってくれるので手間がかからないメリットがあります。審査は最短1日のところが多く、合格発表後すぐに支払いが必要な場合には便利でしょう。

学校提携の教育ローンの仕組み

 ただ、クレジット会社から大学に直接学費が振り込まれるので、申込者が自由に使えるお金にはなりません。あくまで借りるのは学費のみで、それ以外にかかるアパートの敷金・礼金、家賃、家財道具の購入費、月々の仕送りなどの費用として借りることはできないのです。
 一方、銀行の教育ローンであれば、こうした住居費や生活費に関するところにも使えます。銀行の中にはカードローンのように、使いたい時にその都度必要な額をいつでも借りられるところもあります。
 教育ローンを選ぶ上では、学費のみが必要なのか、それ以外の関連費用にも使いたいのか、必要な金額の面と、使い勝手の面で判断していくとよいでしょう。

金利優遇やキャンペーンなど
銀行のローン情報は要チェック!

 もうひとつ、選択のポイントとして金利もチェックしていきましょう。
 学校提携ローンは各クレジット会社の基準によりますが、大学によって金利が異なるのが通例です。金利の低いところではおおよそ年 2.5%、高い方で年 4.5%程度と概ね年2%ほどの金利差があります。

学校提携ローンの金利の一例

 銀行の教育ローンの金利は、もちろん大学に関わらずすべて一律です。銀行によって多少開きがありますが、概ね年 2%~4%台で学校提携ローンと同等か多少低めの傾向にあります。
 ここで注目したいのは、銀行には金利引下げの優遇があること。例えば、その銀行で住宅ローンを利用していたり、給与振込をしているなど、なんらかの取引があれば金利を引下げてくれる場合があります。百万円から数百万円の金額を借りることになるのですから、金利は低いところを選んで、返済の負担を少しでも軽くなるようにしたいものです。

銀行の教育ローンの金利引下げ条件の一例

 他にも、多くの銀行では毎年のように教育ローンのキャンペーンを実施しており、上記のような引下げになるチャンスがあります。まずはいつも利用している銀行をチェックして、おトクな情報をつかんでおくようにしましょう。

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