ローンなるほど解説
家計の見直しに。
マイカーローンの借換えは要検討
コロナ前と比べて「ボーナスがダウン、またはゼロになった」という声がよく聞かれる昨今。クレジットカードのボーナス払いや、毎月の生活費が足りない時に貯蓄を取り崩したりしていれば、ピンチになることは必定。いまの家計を見直そうとしている方も多いのではないでしょうか。
家計を立て直すなら、月々の支出のうち住居費を除く食費や日用雑貨費など生活費を節約し、通信費も見直していくのはキホン。あとは固定費の中でもかさんでいる車にかかる費用にもメスを入れましょう。ムダな使用は控えてガソリン代を抑えるのはもちろん、車のローンを返済中であればそのローンの借換えも検討することをおすすめします。
ディーラーローンを利用中なら
借換えメリット大の可能性!
まずは、現在支払いをしている車のローンについて振り返ってみましょう。「金利が何 % で」「支払いがいくら残っていて」「あと何年かかるのか」。それらの要素で他のローンを利用した場合の支払額を簡単にシミュレーションすることができます。まずは近くの銀行などのマイカーローンと比較してみましょう。
例えば、ディーラーローンを利用して返済中の Bさんの場合。金利は 8%で、借入残高は 250 万円、支払い期間は残り 6 年です。地域の銀行のマイカーローンを見てみると、金利は 2.5%でした。
そこで WEB で「返済シミュレーション」を試したところ、以下のような結果に。
B さんはそのまま現在のローンを支払い続けるよりも、比較対象の銀行のマイカーローンに借換えればトータルで 46 万円も負担減になることがわかりました。
銀行のマイカーローンは一般的に金利がディーラーローンよりも低い傾向にありますから、借換えれば返済の負担を少なくすることができます。特にディーラーローンで購入してまだそれほど経っていない場合、つまり残りの支払い期間がまだまだ長い場合は、借換えメリットが大きくなる可能性があります。
少しでも負担が軽減されるなら
ローンの借換えを!
先ほどの例は残りの支払い期間がまだ 6 年もあり、借入残高も 250 万円と高額でしたが、もう少し違う条件でシミュレーションしてみましょう。
例えば、ディーラーローンを利用して返済中の Cさんの場合。金利は 6%で、借入残高は 150 万円、支払い期間は残り 4 年です。同じく比較対象は地域の銀行のマイカーローンで金利は 2.5%とします。
毎月の支払いは 2 千円程度の減ですが、総返済額で 11 万円以上も軽くなるのですから、このケースでも明らかに借換えをしたほうがおトクです。
借換えをする際は、現在利用しているローンを一括返済することになり、そこで手数料がかかるので事前にチェックが必要です。借換え効果は、その手数料を差し引いた額になることを覚えておきましょう。
車のローンを利用していて、家計の見直したいという人は、まわりの銀行などのマイカーローンをチェックして、ぜひシミュレーションをすることをおすすめします。